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エディンバラの小道

路地・裏道の類を、スコットランドでは一般にクローズ (close) という。

クローズは、公的な空間 (街路) と私的な空間 (住宅) を結ぶ通路であり、かつては馬小屋や屋外トイレと住宅をつないだ私道である。 クローズの性格は日本語でいう店 (たな) に似ている。店 (たな) は、通路の名称であると同時に、居住区の名であり、多くがオーナー (大家) の名を冠して呼ばれ、また表通りに面して店 (みせ) を構えることもクローズと共通する。

しかし、日本の店と違って、エディンバラのクローズは、しばしば坂や階段を登り降りし、ときには地下にもぐる立体的な路地である。 昼間でさえ、建物と建物の間からわずかな光が漏れてくるだけの薄暗くひんやりとした路地は、部外者にとっては秘密めいた迷路でもある。 細い階段を降りていくと、そこは家の勝手口であったり、居住者の迷惑げな視線がそそぐ中庭であったり、観光客の行き交う街路であったりする。

クローズと同類の言葉に、ワインド (wynd) やコート (court) がある。使い分けは厳密ではないが、広めの通路や公道にはワインドが用いられる。オールド・トルブース・ワインドはその例である。また、道よりも建物に比重を置いた場合、コートと呼ばれる。代表的なものにミルン・コートがある。

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